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第42号 平成20年3月1日 |
■目次■ |
・<襖引手金具> |
【襖引手金具】 |
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襖には開け閉めのための引手金具がついています。かの桂離宮には、いろいろな持ち味のあるデザインされた精巧な引手があり、また二条城には御殿引手と称される豪華なものもあります。玉林院の引手は木瓜形で、非常にオーソドックスなもので、時代を通して使われています。よく観察すると、使われていた引手には形は同じでも時代差が認められるものもありました。大別すると4種類となりますが、当初のものが圧倒的に多く残っていました。
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修理事始 −素屋根解体始まる− |
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玉林院本堂修理事務所より[十七] |
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修理担当 森田 卓郎 |
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昨年の12月末までに、本堂と玄関を檜皮葺の屋根に復原する工事を総て終えました。そして、2月からは、いよいよそれを覆っていた素屋根等の仮設物の解体が始まりました。修復工事も終盤を迎えようとしています。 |
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仮設を外してゆくと、とても心なごむ光景を目にしました。 |
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玉林院■逍遙■──(九) |
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幕末維新に消された男〜小出大和守−[前編] | |||
歴史研究家 あさくら ゆう |
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はじめに
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![]() 小出大和守(東京大学史料編纂所蔵) |
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本堂修理委員会だより |
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事務局長 杉原 賢一
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編集後記 |
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◆修復工事のため、かえでや梅、椿の木も、茶花も、野菜畑もなくなってしまった境内ですが、春の陽を浴びて、素屋根の取れた檜皮葺の本堂が優美な姿で見下ろしています。「ごめんなさい、また育ってね…」と。 |
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